26歳黒服男性の熟女との出会い

熟女キャバクラの黒服を始めて三ヶ月たった俺だけど、もう精神が限界にきている。
辞めたい。辞めたいとばかり考える日々。
熟女との出会いには恵まれているけれど、熟女との出会いがあったところで、
出会っているだけで、そこから恋愛に発展することはない。
出会って、それでおしまいだ。第一、お店からしたら彼女たちは商品なわけだから、
商品に手を出すわけにはいかない。黒服の仕事は地味だけど、キツイ。
店の営業は夜からだけど昼くらいからはもう出勤して、
店の開店に必要な雑務をすべてこなす。清掃におしぼりを巻いたり。
おしぼりを一本一本巻いているうちに、
俺はどうしてこんなことをしているんだろうかって
自分を冷めた目で見つめてしまうことがある。こんなことをするために、
生まれてきたんじゃないぜ、
だなんて青いことを言いそうになってしまうことを必死で抑える。
仕事は黒服だとかいうと、
毎日女の人に囲まれて仕事できて良い環境だなとか男からはイヤミを言われるけれど、
じゃあお前も1回やってみろと言いたくなる。
この仕事をすると女の裏と表を見すぎて、女が嫌いになる。
しかも、黒服は女の人のストレス発散のはけ口にもなるから、
愚痴は聞かないといけないし、時にはサンドバックになることもあるし。
女の人の管理をするのも仕事のうちだから、
ちょっとやばいなっていうキャストには声をかけて
精神状態を保ってあげないといけない。疲れる仕事だし、
すぐに帰宅できるわけでもないし。毎日寝るのは朝の4時とか。